
抜け毛の原因は加齢によるヘアサイクルの乱れが1番に考えられるよ
年齢を重ねると体の代謝が低下してきます。
代謝の低下に伴って体のいたるところで小さな綻びがでてきます。
- 体の疲れがとれない
- 肌が乾燥する
- 食欲が落ちてきた
など、人によって感じる不調に違いはありますが、
ちょっと前までこんな事なかったのにというような不調の出始めというのは、
晴れと雨の境界線上にいるようなそんな立ち位置。
少しのケアで改善することが可能です。
乾燥する肌に化粧水を塗って保湿するように。
乱れてしまったヘアサイクルも改善することによって抜け毛を減らす事ができます。
ヘアサイクルとは

ヘアサイクルは髪の毛が生えて、成長して、抜けて、また生えるまでの周期の事をいうよ。
人間の髪の毛は1日に100本ほど自然に抜け落ちると言われています。
1日に100本もの髪の毛が抜けても、ヘアサイクルが正常であれば、同じだけ髪の毛が生えてくるので、髪の毛のボリュームが変化することはありません。
ヘアサイクルが正常であれば、髪の毛は2年以上成長してから脱毛することになります。
しかし、ヘアサイクルが乱れると、髪の毛の成長が途中でとまり、2年以下と短い期間で脱毛してしまいます。
このように脱毛のサイクルが早まると、発毛が追い付かなくなるため、ハゲが進行してしまいます。
自然脱毛は1日を通して知らないうちに大部分が抜けているので、シャンプーの時に30本抜けるのは普通と考えるのは少し危険かもしれません。
ヘアサイクルの乱れをチェックする重要な点は「違和感」です。
- シャンプーの時抜け毛が増えて気がする
- 抜け毛に細い髪の毛が混じってきた
他には髪質が変化したなどの違和感を感じたら、早めに対処することが大切です。
抜け毛予防のために、まずは何から始めたらいいのか

まず、やるべきことは血行を良くすること
体の不調の多くは血行不良が原因です。抜け毛も例外ではありません。
・細胞に栄養と酸素を運ぶ
・体に蓄積した老廃物を回収
・体内に入りこんだウィルスを撃退
・体で作られたホルモンを運んで身体機能の調整
代謝の低下はもしかしたら、血流が悪くなっているせいかもしれません。
抜け毛の原因で最も多いのが、血行不良です。
抜け毛対策としてまず初めにやる事は血行促進。
髪の毛に十分な栄養と酸素を送り届けることができれば、髪の毛は成長することができます。
血行不良というのはどのような状態になるのか

血行不良になると、食事で栄養をとっても、髪の毛まで届かなくなってしまうの
血液は体の配達員、入荷した商品を細胞までお届けする役割があります。
交通渋滞で荷物が届かない状態が血行不良です。
荷物が届かないと細胞は十分に働くことができなくなります。
なので、体がすこしずつ不調になってしまいます。
血流改善のための対策

血流の改善で手っ取り早いのが体を温めること。
そして、冷やさないこと。
血流を改善するためには体を温める事が基本となります。
浴槽につかり体を温めたり、温かい飲み物を積極的に飲むようにしましょう。
他には、運動・マッサージ・深呼吸とリラックスを意識することでも改善することができます。
運動は、ふくらはぎの筋肉を鍛えること。
マッサージは、ふくらはぎを中心にすることで体全体の血行促進につながります。
深呼吸は、鼻から限界まで息を吸い込み、口から時間をかけて吐き出すを数回繰り返しましょう。深呼吸した後は体の力を抜き、リラックスした状態を意識してみましょう。
髪の毛の成長のためには栄養が必要

髪の毛に良い、栄養をとる事はやっぱり重要だよ。
でも、過剰摂取には気を付けよう。
血流を改善したら、髪の毛に必要な栄養が足りているか普段の食事を見直してみましょう。
髪の毛はケラチンというたんぱく質でできています。
このケラチンを作るためには、アミノ酸・亜鉛・ビタミンが必要不可欠です。
アミノ酸
アミノ酸の中でも育毛で注目度が高いのが『リジン』。
リジンを食事から摂りたい場合、赤身肉・魚・大豆・乳製品を献立にいれましょう。
亜鉛
亜鉛はアミノ酸を組み立てて、ケラチンへと作り変える役割があります。
また、抜け毛の原因である「5αリダクターゼ」に働きかけ抜け毛予防にも効果があります。
亜鉛は牡蠣や豚レバーなどに多く含まれています。
献立に入れずらい場合はサプリメントで摂取するのも良いかもしれません。
亜鉛は髪の毛に良い働きがありますが、過剰に摂取すればその分効果が高まるというものではありません。適量を摂取することが重要です。
ビタミン
ビタミンは体の調整役です。体の機能を円滑に動かすためにはビタミンが必要となります。
ビタミンA・B2・C・E・Fが育毛環境を整えるために必要とされるビタミンです。
これらのビタミンは豚肉・レバー・ウナギ・玄米・緑黄色野菜・果物・ごまなどから摂る事ができます。
食事の品目がなかなか増やせない場合は、サプリメントで摂取するのも良いと思われます。
しかし、ビタミンは体にとって良いものですが、過剰摂取すれば効果がその分高まるというものでもありません。
逆に体調によっては不調の原因となる事があります。
毎日適量を摂る事が重要です。
頭皮に抜け毛の原因となる「汚れ・毛穴のつまり」はないか

血行・栄養・頭皮の状態。
この3つが揃って初めて育毛環境が整うよ。
髪の毛が育つ育毛環境で重要なものが3つあります。
- 血行
- 栄養
- 頭皮の環境
この3つが整って初めて育毛環境の土台が完成します。
頭皮は体の中でも汗や皮脂の分泌が多く、不潔になりやすい場所です。
なかでも、頭皮を毛穴まできれいに洗うには、コツが必要です。
このコツを知らないと、指の腹を使って丁寧に洗っていても、皮脂汚れが落とす事ができず、すぐに頭がベタついてしまいます。
コツを自然と習得できている人もいますが、頭皮がすぐにベタついてしまう方は、
抜け毛対策の基本ー抜け毛を減らすシャンプーの仕方はこれ一つで良いー
をお読みください。
逆に、頭が乾燥してフケがでるといった場合は、シャンプーの洗浄成分が強い事が原因かもしれません。
高級アルコール系のシャンプーは安価で、洗浄成分が強い事がメリットですが、人によっては強い洗浄力が肌を傷つけ乾燥させてしまう事があります。
アミノ酸系のシャンプーはマイルドな洗浄で、頭皮を優しく洗いあげるので、大人向けのシャンプーと言えます。
その中でもスカルプ(頭皮)シャンプーは頭皮の事を考えたシャンプーなのでおすすめです。
育毛環境が整ったら育毛剤(養毛液)の出番

育毛剤は最近では養毛液とも呼ばれているよ。
育毛剤は抜け毛を予防するための商品なので、気軽に使ってみよう。
育毛剤の主な目的は抜け毛の予防です。
肌が乾燥したら化粧水を使って保湿するのがあたりまえのケアですが、
髪に不調がでてきたら、育毛剤を使って整えてあげるのが、抜け毛に対するケアです。
育毛剤という名前に抵抗感を感じる人もいますが、育毛剤は化粧水と似たような商品です。
最近では名前からの抵抗感をなくすために、養毛液というような呼ばれ方もします。
育毛剤は頭皮環境を整える、養毛液は髪の毛に栄養を届けるといった説明になる事がおおいですが、基本的な中身は同じです。
育毛剤の主な目的は抜け毛の予防です。
育毛剤の効果としては、血行促進、頭皮の保湿、フケ・かゆみ・炎症の抑制です。
育毛剤の効果を最大限発揮するためには、育毛環境の土台が出来上がっている必要があります。
育毛環境の土台は
- 血行
- 栄養
- 頭皮の状態
です。土台を整えて育毛剤の効能を重ねる事で、抜け毛を大きく改善することができます。
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